――ず・・・
―な―――――か――・・・
――が――――や――く―・・・
何か遠くの方で声がする。
角都は閉じていた目を静かに開けた。
その瞬間、夢の中のようにふわふわとした空間から一気に現実に引き戻された。
体に容赦なく侵入してくる大量の水。
もがこうにもぴくりとも動かない自分の体。
(苦しい!!)
(誰か・・・助け・・・)
薄れゆく意識の中、角都は無意識のうちに手を差し伸ばした。
本日分終了です
毎回こんな感じで少しずつアップしていきます
体動かないのに手は差し伸ばせる矛盾 深く考えないでください・・・